2017年からそれまでの110kmだけでなく100マイルのカテゴリが新設された「信越五岳トレイルランニングレース」。
100マイルだけではなく、いままでほとんどなかった110kmにも必携装備が義務付けられています。
その必携装備について簡単に紹介したいと思います。
信越五岳トレイルランニングレース 2017 必携品リスト
大会公式ページからの引用で必携インを角煮してみましょう(サイト)
<100mile>
- 受付時に配布されたナンバーカード及び計測チップ
- 500ml以上のボトル容器又はハイドレーションと水分。
- 補給食
- 携帯電話(SMSを着信できる機種)※電源が入っている状態。
- 健康保険証 ※病院搬送時、その他の為
- マイカップ(各エイドでは紙コップの用意がありません。)
- ポイズンリムーバー
- サバイバルブランケット
- レインウェア上下(防水・透湿性素材を使用し、縫い目をシープテープで防水加工したフード付きの ジャケット及びパンツ)
- 長袖のベースレイヤー(競技時着用以外に)
- ライト2個とそれぞれの予備電池
<110km>
- 受付時に配布されたナンバーカード及び計測チップ
- 500ml以上のボトル容器又はハイドレーションと水分。
- 補給食
- 携帯電話(SMSを着信できる機種)※電源が入っている状態。
- 健康保険証 ※病院搬送時、その他の為
- マイカップ(各エイドでは紙コップの用意がありません。)
- ポイズンリムーバー
- サバイバルブランケット
*状況によって大会の安全管理のため必携装備品が追加される場合あります。
サイトにも注意書きがしっかりありますが、当日までに追加される場合があるので定期的にみておかないとだめですね。
まあ、100mileに出る人は参加条件からして大丈夫だと思いますが、気をつけたいのが「110km」にも必携装備があるということ。
昨2016年まで5回ほど信越五岳110kmにはでている、僕ですがここまで明確に必携装備品としての提示は初めてです。
僕程度の走力だと5A以降はヘッドライトが必要だったり、レインウェアのジャケットを携行したり、実際には着用したりしてました。
ポイズンリムーバーとマイカップの必携装備に注目
基本的には必携装備品はすべて持たないとNGなので参加者は必ず携行してくださいね。
必携装備品の中でも気になるのが、ポイズンリムーバーとマイカップ。
ポイズンリムーバー
ポイズンリムーバーに関しては僕が参加した5回のうちのほとんどは、レース前半のどこかで「ハチ」が出ています。
そして、刺されている人も何人もいます。その時に有用なのがやっぱり「ポイズンリムーバー」です。
刺された患部に押し当てて、シュポシュポと何回も吸うことによって、毒を少しでも体外に吐き出すことができます。
ただ、個人的にはエイドに早くいき、医師に診てもらい処置をしてもらうことが優先だと思います。
私が最初に参加した時もハチが出て、ブンブン飛び回っている中、腰をかがめて通りすぎました。かなり怖かったですが、ハチに刺されずレースを続行することができました。
その時でも廻りの何人かから「イタっ!」、「やばい!刺された!」という声を聞きました。
信越五岳だけでなく、この季節や色んな場所でハチに刺されるリスクがあるので普段からザックの中にいれておきたいアイテムです。
マイカップの携行が必須に
これまで、信越五岳はエイドごとにコップが準備され、ランナーはこれを使っていました。
ただ、1つのエイドで使うコップは1つ、と言われて僕自身もそのことを守ってきました。
使われたコップは大会の後に集められ、洗浄と殺菌をされてまた使われる、リユースをしていました。
今年からどういった理由でマイコップの持参になったかはわかりませんが、他のビッグレースでもこの流れなので特に気にする必要はないでしょう。
現時点ではマイカップの容量については明記はありませんが、他の大会のレギュレーションをざっとみると「150ml以上」がひとつの目安になるのではないでしょうか。
また、お湯もいれることのできる耐熱カップだと味噌汁をサポートの人に作ってもらってもOKですね。
サバイバルブランケット
晴れていると日中は暑いほどの信越五岳。しかし、標高の高いエリアですし、雲の少ない夜だと放射冷却が起こり、一気に冷えてしまいます。
走れているうちは体が熱を作り続けていてOKですが、怪我やハンガーノックなどのトラブルで走れなくなれば途端に低体温症の危険性があります。
毎年、信越五岳では低体温症になりかける人、また低体温症になってしまう人がいます。
その為、自分の身を守るための「サバイバルブランケット」(あるいはエマージェンシー・シート)は大切なアイテムです。
ただのシートに見えますが、自分の体から出る輻射熱を反射して暖かくしてくれます。
信越の寒さ…6A以降のエイドに毎年、ストーブに火が灯されているのを見ればおのずとわかるかと思います。
サバイバル・ブランケットはしっかりしたものを選ぶ
サバイバル・ブランケット(エマージェンシー・シー)は100均ショップでも手に入れることができます。
しかし、私自身はこの手のものを信越五岳や山で利用することはしません。
夏場の低山(300m程度)やロードランでの携行だったら持っていくかもしれませんが、標高の高いところにはもっていきません。
シート厚さ、暖かさが違いますから、レギュレーションを満たしていれば良いということではなくセレクトしてくださいね。
それでは、キツイけれどもとてつもなく満足な信越五岳トレイルレースを楽しみつくしてください!