以前から個人的に交流があり、僕自身のトレイルへの関わりに深い影響を与えてくれた、中川政寿さん。
その中川さんのFacebookに【拡散希望 京都一周トレイルを夜間に通られる皆様へ】というのがあげられていました。
「京都一周トレイルの氷室地区」の通行に関してですので、これから夜間に氷室地区を通行される方は是非、読んでおいて欲しい記事です。
ぼくも4年ほど前までに数回、夕方や夜間に氷室地区を通過したことがあります。
確かに静かな集落であり、配慮すべきだと思いました。
そして、この内容をもっともっと関西のトレイルランナーはもちろん、京都一周トレイルを利用する人に知ってもらいたいと思いました。
今回はそのFacebookの内容を中川さんに直接許可をいただいたので、転載いたします。
極力、原文そのままに。誤字脱字の修正やレイアウトの変更で多少、加筆修正をしています。
自己紹介(中川政寿さん)
拡散希望なんで自己紹介を少し。
僕はトレイルランナーです。
京都でトレイルランニングを楽しみながら、京都一周トレイルを整備している団体に所属し、月二回の京都一周トレイル整備活動を行っています。
拡散希望な情報
今回の拡散希望な情報は
【京都一周トレイルの北山西部の氷室集落の夜間通過は避けて頂きたい】
詳細です。
京都一周トレイル【北山西部】の62番(小峠)から66番(舟山分岐)の間の氷室集落夜間通過のご遠慮のお願い。
京都一周トレイルは京都観光をトレイルで巡るハイカーの為に通されたロングトレイルです。
周辺住民の方々や山主の方々のご厚意により私有地を通させて頂いているトレイルです。
特に氷室は山里の静かな集落です。夜間通過すると家犬が起きてしまい吠えて鳴き声が集落に響いてしまうそうです。
最悪の場合、京都一周トレイル事態が氷室を通れなくなります。
氷室の集落を通らない代替ルート
夏季に入りオールナイトで京都一周トレイルを走るグループが出てくると思います、そんなトレイルランナーの皆様に地図には記載されていませんが、代替トレイルのご紹介です。
【62番・小峠】の分岐を鞍馬方面から見て左手(南方向)に曲がり尾根道を上がります。
トレイルは踏み後もしっかりしていて走りやすいシングルトラックです。
(トレイルランナーにとってはロードを走らずにトレイルを進めるのでむしろこっちを走ってもらいたいくらい。ちなみにこのトレイルは盗人谷まで続くトレイルにも分岐していてしかもええトレイルです!昼間に走っても楽しいシングルトラック!)
この尾根道の分岐は大きく二つありますが、右へ右へと選んで進んで頂くと舟山から続くアスファルトの道に突き当たります。
62番から南西方面に向かう道を進むようお願いします。
踏み跡はしっかりとついていて、氷室の集落を通過するよりは楽しめると思います。
赤いテープがついていて真っ直ぐ進むトレイルと右に別れるトレイルの分岐を右に。
この先、盗人谷一ノ橋への分岐もでて来ますがそのまま直進(右方向へ)
トレイルを進んでいくとアスファルト(舗装路)に突き当り、右へ。
アスファルトを右へ進むと66番の道標に合流し、京都一周トレイルに復帰できます。
トレイルの夜間通行に際して
注意事項としては夜間に初めて通ると道標もなく迷う可能性があるのでグループの先導役やどなたかが一度昼間にコースを確認してから通られるのをおすすめします。
話は戻りますが。
この夜間通過【ご遠慮】のお話は京都一周トレイルの定例会議で頂いた議題です。この議題が出た時に思ったことはハイカーが夜歩くことはないので夜間通過するのはトレイルランナーだろう、ならばもしこの議題が原因で京都一周トレイルが氷室を通れなくなれば遠い未来でトレイルランナーと京都一周トレイルの関係が良いものではなくなるかも知れない。
代替トレイルも見つけたので今後迂回トレイルをイベントなどでご紹介し、出来れば夜間通過【禁止】と呼び掛けしていきたいと思います。
トレイルランナーとして
僕はトレイルランナーとしてハイカーの緒先輩方に混じってトレイル整備をしています。
トレイルランナーとしてトレイルを利用するハイカー、トレイル周辺の住民の方々とトレイルランナーとの良好な関係を維持していくことを使命と思っています…とカッコつけて言います(笑)
本音は「トレイル整備して頂いているトレイルをただ走るだけでは申し訳ない。トレイルランナーとハイカーの良好な関係が崩れるとか考えながら走りたくない。」です。
ただどこにも心が引っ掛かることなく純粋にトレイルランニングを楽しむために!
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以上、若干修正や小見出し、FBで上がっていた写真などの関連性など考えてレイアウトも修正しています。(FBでは画像はあげるだけしかできないので)
情報ありがとうございました>中川政寿さん!